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このサイトは、埼玉県坂戸市で毎年行われる「ヒロシマ市民の描いた原爆絵画展」の記録を掲載しています。
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メディア掲載

朝日新聞・埼玉新聞に絵画展記事が掲載されました。

坂戸で原爆展〜強制連行の物語の朗読も(朝日新聞)

 坂戸市芦山町の市文化施設オルモで4日、「ヒロシマ市民の描いた原爆絵画展」が始まった。

 原爆投下時の惨状などを描いた作品60点が展示されている。5日は俳優座の女優で毛呂山町に住む高山真樹さんが、第二次世界大戦中に北海道の炭坑に強制連行された中国人・故劉連仁さんの物語を朗読する。5日まで。入場無料。

 今年で9年目。74年ごろ描かれた2千枚以上の中から、毎年違う作品が広島から送られてくる。

 劉さんの物語の朗読は今回が初めて。劉さんが国に損害賠償を求めた訴訟で先月、国の責任を認める一審判決が出たこともきっかけとなった。

 (2001.08.05 朝刊)

埼玉新聞 散歩道コーナーに掲載

 原爆絵画展(主催・原爆絵画展西部実行委員会)が4日、坂戸市芦山町の坂戸市文化施設オルモで開かれた。同絵画展は原爆、戦争の悲惨な事実を伝えるために企画され、親子連れ、高校生など戦後世代の来場者も目立つ。

 広島や長崎で被爆した市民や、被爆した市民の話を聞いた人たちの絵画60点が展示された。横たわる母親に寄り添う子どもや、ぼう然と立ちすくむ人々の姿。当時の写真も展示され、訪れた人は真剣な表情で見入っていた。

 子ども3人と訪れた同市内の高橋静さん(38)は、「本当に日本で起きたことなのか、物語のように感じてしまう。けれどこれは事実だから、子どもたちに絶対に伝えなくてはいけないと思う」と話していた。5日午後1時30分からは、女優高山真樹さんによる平和の詩の朗読が行われる。

 同絵画展は、5日まで。入場無料

 (2001.08.05)