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冊子送付を受けての広島市長メッセージ

※被爆体験記を広島市に送付、これを受け、広島市長さんからお礼の手紙を頂きました。

原爆絵画展西部実行委員会 御中

 前略
「いま語り継ごう ヒロシマ原爆『被爆体験記』集」をお送り頂き、誠に有難う御座いました。早速読ませて頂きました。

 戦後57年が経過し、被爆者や戦争を知る世代の高齢化が進む中、皆様の取組に感謝致しますとともに、21世紀を平和な世紀にする使命を担う私たちも決意を新たに致しました。

 小生は今、地球上に二度と過ちを繰り返さないと誓った被爆者たちの意思を生きた形で若い世代や広く世界に継承していくことに力を入れており、優しさと希望に満ちた「万人のための故郷」を創ることを目指しています。そして、世界の都市や市民と連帯し、世界の指導者が、広島・長崎の記憶と声そして祈りを素直に受け止め、核兵器廃絶への強い意志と、和解や人道を重視する勇気を持ち、真に平和な社会の実現のために取り組むように更なる努力を重ねていきたいと思います。

 時節柄くれぐれも御自愛頂き、ますますの御活躍をお祈り申し上げますとともに、今後とも御支援、御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い致します。まずは書中をもってお礼申し上げます。
 草々

広島市長署名 秋葉忠利